札幌にオリンピック?
Twitterに驚きのツイートをみつけました。2030年に札幌冬季五輪が開催されるかもしれないということ、しかも内定が今月中に発表の可能性があるって、びっくりですよ。
過去をひもといてみれば、1964年の東京オリンピックの8年後に、札幌で冬季五輪が開催されています。だからといって、昔と今では全く事情が違います。
今回の東京オリンピックは、そもそも国立競技場の設計から変更し、マークが盗用だとしてコンペやり直し、コロナで1年延期とかいろいろありました。始まってみれば、すったもんだの末の無観客、開会式関係者の不祥事による相次ぐ辞退、弁当や消毒液の廃棄、おまけにコロナ拡大の遠因など、少し考えてみただけでもこれくらいはでてきます。おまけに、当初予算の何倍にもなって莫大なお金もかかっているし、今後の経済効果が期待できるとも思えません。
選手の高度なパフォーマンスを見るのは楽しかったけれど、それだけかなぁと感じます。
札幌オリンピックっていったい何のためにやるんでしょうか?9年後には、コロナはなくなっているかもしれないけれど、これからの日本の財政状況を考えると不安は大きいです。どうせまた予算の何倍にもふくれあがるだろうし、使うべきところにいかなくなるのは容易に想像できます。大丈夫なのだろうか、日本。
このツイートをあげた方も「うそでしょう? ほんとうにやめて!!」とつぶやいていらっしゃいましたが、全く同感です。どうぞこのニュースこそフェイクでありますように。
今週は、塔間基個展「わたしのくすり」、イラストと球体関節人形の展示です。少し奇妙なタイトルですが、作家の塔間さんには、創作は「くすり」のようなもので、展示はその産物なんだそうです。展示の印象はカラフルですが、その奥に辛さや希望がみえる気がします。壁いっぱいのイラストは見ごたえあり、是非お越しください。16日まで。